
スノーボードで一番カッコいいと思うのはカービングです。
個人的にそう思ってカービングターンをやっています。
とはいえグラトリもキッカーもその他もめちゃかっこいいですけど。
今回は、これからカービングターンがやりたい!という方に向けて、カービングターンを身につけてきた僕が、僕の方法でやり方を紹介できればと思います。
そもそもカービングターンとは?
カービングターンはエッジと呼ばれるサイドの刃を利用して雪面をとらえて滑るターンのことです。
っていってもわかりづらいと思うので、こんな感じだよという画像を一つ紹介しておきます。
このようにエッジと呼ばれるサイドの部分のみを基本使って鋭いターンを描いていく、こんな感じです。
もちろん普通に滑っていてもこのエッジというのは使われていますが、ここまで倒して使うというのはなかなか見ないでしょう。
そうなんです、これがカービングターンの醍醐味でもあり、多くのカービンガーが求めているものでもあります。
カービングスタイル1つとってもいろんなやり方があり、人それぞれです。
もちろん私のスタイルが好きではない人もいます、ということはそれだけいろんなやり方があるとうことです。
今回はいろんなやり方があるうちの私が実践しているやり方をお伝えします。
今日の話題
そもそもスノーボードには大きく2つの形状がある
スノーボードには大きく分けて2つの形状があります。
1つ目はツイン形状、2つ目はディレクショナル形状
ツインというのは、スノーボードを半分に折り曲げたときに完全に合致する形状のことで、サイドカーブとボードの先端、端がすべて同じ長さで同じ形をしていることを言います。
ボードの真ん中を中心ととらえて、そこから上をノーズ、下側をテールと呼びます。
この画像の板ですが、半分に折り曲げたとすると、上手く合致しそうですよね。
このように、ノーズ、テールの長さから形状までがすべて合致しているのがツイン形状と呼ばれています。
この板の特徴としては、左右が対象なので、どちらの方向にも滑りやすいという特徴があります。
ジャンプやグラトリなど、いろんな方向へと展開していく競技においてはかなり力を発揮してくれます。
自由度が高い板といっても過言ではないです。
続いて、ディレクショナル形状です。
ディレクショナルというのは、ノーズ、テールが非対称で、ボードの先端(ノーズ)からボードの端(テール)にかけてどんどん細くなっていく形状の板のことです。
この画像を見ての通り先端から端にかけて幅が狭くなっているのがディレクショナル形状とよばれています。
ディレクショナル形状の特徴としては、ノーズのほうがテールよりも長く長さがとられている分、一方の進行方向に対して、ボードの扱いがしやすく、安定感も増します(一定方向のみ)のでターンも楽にすることができます。
まさに圧雪されたバーンでカービングターンをするのに適している形状となります。
カービングターンをメインにやっている人はこの形状の板を使用している人が多いです。
ここまでが理解できたら、さっそくカッコいいカービングターンを教えていきます。
カッコいいカービングターンをしたい、そんな方に教えます!
カッコいいカービングターンってなに?っていう話ですが、挙げてみるとこんな感じ。
・手を雪面について滑る
・低い体勢でスピードをつけて滑る
・1ターン1ターン深く速く滑る
・板をたわませて跳ね返りをうまく利用して滑る
その1:ディレクショナル形状を活かしたターン
カービングターンをするのに適しているディレクショナル形状ですが、ノーズがテールよりも長くとってあるため、前側(ノーズ)をたわませたいのです。
ということは必然的に前に体重を乗せたい、圧力をかけていきたいわけです。
なので、ターンに入るときはぐっと前に乗ってください。
そうすることで上手くノーズをたわませられそこからターンの方向や向きをうまく調節できるわけです。
ディレクショナルは、ツインとは違ってテールが短いので、いきなり中心で乗ろうとするとテールが雪面に嚙んでくれていないのですっぽ抜けてしまいます。
イメージとしてはターンに入るときは前に圧力をかけて後半にかけて徐々に中心位置まで重心移動をして次のターンに入るというイメージです。
滑りの中で重心移動をしなければいけないというのは意外と難しいと思いますが、なれますので心配なく。
こうすることでディレクショナル形状の特徴を最大に発揮できるのでまずはこの体制の入り、重心移動を心がけてください。
ただしディレクショナルといえども中には後ろに乗ってあげるとうまく効果を発揮する板も存在します。
BcstreamのHなんかはテールをうまくしならせてあげることでよりスピード力を挙げて下に落下させていくことができます。
結局は板によって性能が違いますので、ずっとこの滑りをしなさい!とは言えないのが現実です。
板によって性能を変えるとは
・サイドカーブが深い形状であれば、ノーズをたわませて曲がり中心位置まで重心移動(テクニカルボード)
その2:角付けができるようになればもうカッコいいカービングができる
角付けとは板を立てることです。
この角付けができれば低い姿勢になることもできますし、それにより鋭いターンをすることもできます。
ただ多くの人がこの角付けがうまくできずに、カービングターンで悩んでいます。
上手い角付けができるようになるには上半身と下半身が一体になることが大切です。
よくあるのが、上半身だけ反ってしまい下半身は全くといっていいほど反れていない状況、これでは板が立つことはないので、板を信じておもっきし体を反ってみましょう。
足首からおもっきし反り上げていいです。
しかし、ただ後ろに反っても正直コケるだけです。
また、アングルは前振りですか?前振りにするとさらにカービングがやりやすくなる。
ちなみに僕のアングルは前39度、後ろ33度、こんな感じでかなり前に足の角度を振っている。
カービングターンをするために振っているといっても過言ではない。
話を戻して、ここで大切になるのが腰を落とすということ。
その3:怖がらずにおもっきり突っ込む勇気を持つ!一番重要かも(笑)
最後に、怖がらずにおもっきり突っ込む勇気を持つことです。
やはり、コケるのは痛いし、嫌だとか、そこまで立てるのが怖いだとか、そんなもの誰もが思っていることです。
しかしそれらを乗り越えられないと、カービングターンはできるようにはなりません。
カッコいいカービングターンをしている人達全員が最初または今でさえもおもっきし何度もコケてきています。
それだけ練習してきてあの姿があるので、もし今ここで悩んでいる人がいるのであれば、これは乗り越えなければなれない宿命だと思ってください。
ぶっちゃけコケてもそこまで痛くないので、ガンガン練習してみましょう。
絶対にそこを乗り越えられればできるようになります。
怪我には気を付けてください!といいつつも全力で攻める勇気をもってください。
最後に
これらが僕がカービングターンをできるようになるまでに練習してきたこと。
実際文字で説明するのはなかなか難しくもっと伝えられるようなこともあるけれど、なかなか伝わりづらかったり、説明するのが難しかったりすることもあるので、悔しい限りですが、もし気になるようでしたら僕のインスタグラムなどもサイトに載せているのでよかったらチェックしてみてください。
またDMなどでも連絡待っていますし、質問や場合によっては個人レッスンなどもいいかなと思っていますので、なんでも聞いてください。
レッスンに関しては僕はインストラクターの資格だったり、バッチテストなどももっていない、完全独学でカービングターンの技術を身に着けたので、資格ある人におしえてもらいたいという方は、スキー場のスクールに入ってみるといいですよ。
ただ「カービングターンをできるようになった」というのはある意味証明になるかなと思います(笑)
インスタグラムで動画なども挙げているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
一人でも多くの人がスノボに興味をもって、なおかつカービングターンに興味をもって、そして楽しさを共有できたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
それではまた次の記事でお会いしましょう。